★『白痴』(1951)
ドフトエフスキーの同名小説を黒澤明監督が映画化したもの。
戦争時の苛烈な経験によって脳に異常をきたしてしまった亀田欽司(=森雅之)。
莫大な財産を相続したにも関わらず、その事実は伏せられていました。
話しても理解できまいと高を括って財産を横取りする魂胆でしたが、
良心の呵責に耐えかねた大野(=志村喬)は、亀田本人に事実を打ち明け謝罪します。
全くもって真面目なシーンなのですが、椅子が気になって仕方なかったのは私だけでしょうか?
確かに空いている席はあの椅子だけだったけれども。
世界一謝罪に不向きな椅子な気がします。
むしろ立ったまま謝罪した方が心象は良かったんじゃ…。
コメント